二十年以上この勤めをしているが、無参拝の法要などは初めてであった。春の法要「正法(しょうぼう)永代(えいたい)護持(ごじ)経(きょう)法要(ほうよう)(永代経法要)は本来、未来永劫に経の教えを護持し、引き継いで行こうという趣旨の元、有縁の門徒衆が寄り集い、 経を頂き、法談に花を咲かせるものである。それを一人っきりとは何とも寂しい話である。しかし今回ばかりは致し方あるまいと諦め、当日定刻となったので改着し本堂に向おうとすると、何と思わぬ参拝者がいたのである!座椅子に座っていた妻がムクッと立ち上がり「マンマンチャンやで!」と子供達に声を掛け、私よりも先に、さっさと本堂に向うのである。毎度、法要中は家人に迄気が回っていなかったが、確かにこの人達も一人一人が参拝者なのである。おおよそ習慣的なものなのかも知れない。しかし牛歩の歩みではあるが、一つ次の世代への大事な繋がりを感じる事が出来た本年の春の法要であった。

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