父が亡くなった。七十八歳であった。改めて思うと離れて暮らしてから随分と永い時間が経つ。忙しさに(まけまともに顔を合わせるのは正月くらいで、年に数回、電話で極々短い会話をするくらいであった。更には数年前から急に、墓の事や親戚の事も「これからは もうお前に任しとくよって後頼むで」と言いだし、いよいよ会話というものが無くなった。私も、有難い事に二人の子宝に恵まれ親になり、法務と子育てに追われながら の日暮しの中、いつの間にやら親という年寄りを心配する側になっていた。二晩、父の前で母や弟妹達と、父の好きだった日本酒をちびりとやりながら思うところを話しあい、コロナ禍という事もあり家族だけで葬儀を勤め送り出した。勿論寂しくはあったが、何十年か振りにオトンの元に帰れた気がした。拝

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